説明
時代 19世紀中〜後期
法量:品高8.8㎝ 口径(幅)10.7㎝
摘要:≪五良太甫呉祥瑞造≫の染付銘
五良太甫呉祥瑞造銘(ごろうだいゆうごしょんずいぞう)
※まだHP作成途中でテスト用に掲載したものです。販売・購入はできません。
呉祥瑞とは、中国、明末に焼かれた上質の染付(そめつけ)磁器の銘で、祥瑞とは、亀甲模様や吉祥な柄を指しています。
江戸時代中後期、中国で焼かれた作品が日本に輸出され、茶道具として重宝された後、伊万里での模倣品が大量に広まったと考えられます。
この火入れもそのひとつと考えられますが、伊万里ではなく、川本半助窯で作られたもの。
模倣品とはいえ、実に洗練されたセンスが感じられます。
火入れとは
たばこ盆の中に組み入れる道具で、煙草に火をつける火種を入れておく器です。
※火入れの準備は、動画で7:00あたりから見ることができます。
※たばこ盆とは、炭火を収める“火入れ”、灰を捨てる“灰吹き”、刻みたばこをしまう“たばこ入れ”など、煙管での喫煙に必要な道具を1セットにしておくことができる便利な盆で、盆形以外に箱形のものも作られ、なかには、装飾的な調度品として、蒔絵(まきえ)が施された美しいものも見られます。