志田焼の文様とその象徴

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特に19世紀には、直径30cm以上の大皿が中心に焼造され、山水や動物を伸びやかな筆使いで描いた大皿は志田焼の真骨頂として高く評価されています。江戸後期の志田窯では、ほぼ皿のみが作られ、一部に色絵があるものの、主に呉須やコバルトによる染付が用いられました。

 

志田焼の特徴には、まず見込の白化粧が挙げられます。さらに、墨弾きを用いた素朴な絵付けや、山水や吉祥の意匠が施された親しみやすさが際立っています。染付皿には人物や鳥、動物などが豊富に描かれ、氷裂文や扇麺、輪文の中に文様を描くことで主文様を生かす工夫がなされています。

 

氷裂文とは、磁器の絵付けの定形文様の一つで、氷が割れている様子ではなく、澄んで傷のない透明な氷を表した文様です。恵比寿大黒: 商売繁盛や豊穣の象徴です。

 

  • 鶴亀: 長寿と幸運の象徴です。
  • 鷲鳶: 力強さと知恵の象徴です。
  • :   出世の象徴です。
  • 竹虎: 強さと柔軟性、勇気の象徴です。
  • 獅子牡丹: 威厳と富貴の象徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●志田陶磁器株式会社 HP https://arita-shida.jp/

●やきもの・和雑貨 志田の蔵 HP https://www.shidanokura.co.jp/

●志田焼の里博物館 HP https://shidayakinosato.com/